穏やかで女性らしい性格の持ち主。
可憐な容貌も手伝って男性からアプローチをかけられることもしばしばなのだが本人は可愛い動物たちにご執心で異性に対してまったく関心を示さない。

例外的に二つ年下の友人であり主人公のことは実の弟のように可愛がっており、また、もっとも身近で気軽に接することができる男性として信頼してもいる。

主人公の実家にあたるペットショップの従業員でもあり、可愛い幼なじみのためにと主不在となった店の残務などを一手に引き受けている。
また一方で、その強い信頼感から行き場を無くしたワンコを彼に預けようともする。




主人公の父が生前どこからともなく拾ってきた子で、透子の強い希望もあって「ペットは苦手」と公言する主人公に預けられることになる。

甘えん坊で泣き虫、好奇心旺盛でそのくせ臆病と手のかかる性格をしている上、凶器じみた強烈な泣き声の持ち主でもあり、日々主人公の頭を悩ませている。

自分や気に入った人の名前を認識し、区別する程度の頭脳と聴力は持っているが発声に若干怪しいところがあって、自分のことを「あんこ」と言う。
(しかし主人公に「あんこ」と呼ばれると「あんこー!」と怒る)

小さな体には不釣り合いの大きな耳と豊かな尻尾がチャームポイント。
引き取られて間もないが異常なほど主人公になついてしまっており、隙あらば構ってもらおうとまとわりついてくる。




元々は透子の手により育てられていた商品で、色素の欠けた肌や瞳、銀色の体毛が特徴の高級種。
今回のショップ閉店に伴い、透子自らが買い上げた。

透子曰く「頭の良い子」であり、実際に人間の会話を理解しているような節もある。
しかしワンコとは正反対の性格で感情や意志といったものを表に出さないため、そうした特徴が表面化することは少ない。

加えて、人見知りする性格で透子以外の存在との接触を避けようとするため歩み寄ることもできず感情任せで扱いづらいはずのワンコ以上に理解しがたいようなところが多々ある。

しかし今回「二人なら友達になれるはず」と信じる透子によってワンコと強制的に引き合わされてしまい、以後まとわりつかれることになる。









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