Graphic -EventCG-17-

EventCG-17『私が涼しくしてあげよっか?』

私が涼しくしてあげよっか?

早生 「春姫っ! いったい何を……」
春姫 「ふふっ、涼しい? ふーっ……ふーっ……」
 春姫が吹きかけてきた吐息で汗が乾き、確かに少しは涼しさを感じはする。
早生 「く、くすぐったいって、もういいから……」
春姫 「だめだめ、じっとしててよ、動いたらよけいに暑くなるからね」
春姫 「ふーっ、ふーっ」
 聞く気がないとばかりに、息を吹きかけてくる春姫。
春姫 「ほら、やっぱりまだ暑いんだ? もっと涼しくしてあげなきゃだね」
早生 「なんで楽しそうに言って……っ!?」
春姫 「ちゅ、ぴちゃ、れろ……んふふっ、しょっぱい」
早生 「って何をしてるんだ!?」
春姫 「ふふっ、汗を拭いてあげてるんだよ……ちゅぴ、れろ……」
早生 「それは“拭く”とは言わない。“舐める”って……うくっ」
 舐められては、息を吹きかけられ、胸元から首筋、頬、そして唇へと……
春姫 「ちゅ……ん……ふふっ、どうかな? 涼しくなった?」
早生 「……どうして、こんな……キスなんて……?」
春姫 「早生さんと同じ理由……早生さんに見られてるうちに、体が熱くなってきたんだよね……んっ」
春姫 「きっと、早生さんの興奮が感染っちゃったんだね」
早生 「俺は、仕事中に興奮してなんか――」
春姫 「う、そ。だってほら……ここ、すごく固い」